なぜ衣類にも化学物質が潜んでいるのか[その一]
「シックハウス症候群」という言葉はほんの十数年ほど前には世の中に出回っていませんでした。
しかし現在では、ニュースや本にこのテーマが使われることも多くなってきています。
そもそもシックハウス症候群に関して、 「住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称してシックハウス症候群と呼びます」とシックハウス診断士協会のwebページに記述されています。
この空気汚染の主な原因は空気中に揮発した化学物質でしたね。
勿論他にも空気汚染の原因はありますが、大きな割合を占めるのが家具や建材に含まれるホルムアルデヒドやトルエン、ベンゼンなどです。
このように、これまでの記事では家具や建物の材料などに含まれた化学物質が揮発することで室内の空気を汚染するという流れをお伝えしていました。
ただ、意外と疑わない部分からも化学物質は出ています。 残念ながらその洋服からも化学物質の放散が確認されています。
微量ながらも衣類から化学物質が放散されるのはなぜでしょうか? 理由は2つあります。
今回はそのうちの1つについてお伝えします。
1つは製造過程での残留化学物質や化学繊維や接着剤類によるものです。
この理由で衣類に化学物質が含まれる場合、人体の温度上昇に伴い、化学物質の揮発が促進する可能性があるためご注意ください。