人の身体が酸化するってどういうこと?
人の身体が酸化することというと、なかなか想像しにくいですよね。なので、他のことで例えてみましょう。
リンゴなどの果物を、切った状態のままでラップをかけたとしても、しばらく置いてみると、果物の表面は茶色に変色してしまいます。
キャベツやジャガイモなどの野菜でさえ結果は同じです。
食べ物以外でも、鉄は雨に濡れようが濡れまいが外に置いておくと、錆び付いたり赤く変色したりします。
なぜこのような現象になるかというと、
酸素には、物質の性質を変質させてしまう作用を持っているからです。
空気中の酸素と食べ物の成分が結合して変質させてしまいます。
そうなると、食べ物の風味が損なわれたり、劣化したりします。
以上のようなことは人にも当てはまり、活性酸素が身体の中に発生することと同じで悪いことなのです。
身体が酸化すると肌荒れや動脈硬化の原因に繋がるので、
人の身体を構成する細胞をつくるたんぱく質や脂質が
酸化することを避ける生活習慣を心がけなければいけません。
活性酸素には善玉と悪玉があり、白血球から放出され、細菌やウイルスを退治してくれる身体にとって不可欠な物質であるのですが、老化の原因にもなります。
人は好気性生物で、酸素がないと生きていけませんが、酸化すると有害になってしまうのです。